こんにちは!ニアです!
今日も元気にいきましょう!
みなさんはスタジオジブリの作品をご覧になったことありますか?
私はスタジオジブリの作品が大好きで、絵を描くことが好きになったきっかけでもあります。
多くの作品がありますが、その中でも今回は「耳をすませば」に着目します。
この作品には意図的に用いられた表現手法があります。それはいったい何なのか。
「耳をすませば」シアタス調布にて限定上映
シアタス調布にて、2023年2月11日(土)〜2月19日(日)の9日間限定で「耳をすませば」の上映がされていました。私も鑑賞に行きましたが、目当ては「耳をすませば」ではありません。同時上映の「On Your Mark」という作品を目的に足を運びました。なんとこの作品は「耳をすませば」の公開当時(1995年)に実際に同時上映されていたものなんです。ジブリファンの間では名作として認知されています。今回「On Your Mark」が劇場で上映されるのが28年ぶりということでしたので、気づいたら座席の予約をしていましたね。
大スクリーンで観る「On Your Mark」は最高でした。CHAGE&ASKAさんの楽曲に合わせてSFアニメーションが展開されていきます。「On Your Mark」が終わり、感動の余韻にひたる暇もなく、「耳をすませば」がスタートしました。
やはり「耳をすませば」も名作ですね。何度も観たはずなのに初めて気づくことや歳をとったからこそ共感できることがありましたね。
鑑賞中に思い出して納得したことがあります。それは「耳をすませば」に隠された表現手法です。
「耳をすませば」に隠された表現手法
スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫さんは、ラジオ番組「ジブリ汗まみれ」にて「耳をすませば」のことを語っています。
鈴木:「宮崎駿が絵コンテ、ストーリーボードを描くとき、意図的にやったことが一個あります。1本の映画の中で同じシーンを同じバックグラウンドで最低3回出したんです。ただし、本物の風景から電線を減らしたり、看板を減らしたりして、本物なんだけど、ちょっと加工を加えたんです。そうすると映画を観た人はその街を”体験”したんですよね。その結果、何が起きたか。その映画の公開中から映画を公開した後も、若い人がいっぱいその街に押しかけたんです。これ、いまだに続いていますね。」
このことを思い出して鑑賞していました。「耳をすませば」にはなぜこんなに身近なものとして感じ、あの街にいた気分になるのか。それは印象づけるために同じシーンを3回出すという表現手法があったからなんですね。
このことに関して語っている「ジブリ汗まみれ」の回はこちらから聴けますので、気になる方はぜひ聴いてみてください!
鈴木敏夫のジブリ汗まみれ【2016/05/30 「人工知能と仮想現実 vol.3」】
これを聴いたら「耳をすませば」をもう一度観たくなりますよ。
ちなみに「On Your Mark」は「ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート」に収録されているので、まだご覧になったことない方はぜひ!
今日はこんな感じ。またね!バイ!